こんにちは、おさまりです。
できるだけ少ないもので生きていきたいと思っています。
過去に200着近く所有していた服を50着程度まで減らし、ここ数年はそれを維持することに成功しています。
私は一部の人を除き、ほぼすべての人が「服を少なく持つ」べきだと考えています。
いや服だけじゃないですけどね。身の回りのものすべてにおいて本当に必要なものだけを持つようにすれば、身も心もいつもすっきり穏やかに、豊かに暮らせると思っています。
それはそうなんだけど、ついつい物が増えてしまう人って多いと思います。
そしてつい増えてしまう物の代表格が、ずばり「服」なのですよ。
平均で150〜200着くらいを所有しているということなのでね。まさに私もそうだったわけですが。
でもね、どんなにおしゃれが好きでも100着も要らないと思いますよ。というか、おしゃれが好きだからこそそんなに要らないと言った方が良いかしら。
だってね、服を減らすといつだっておしゃれでいられますから。
その話は、こちらの記事で。
今日は、今まさにクローゼットに服がたくさんあって、減らしてすっきりしたいんです!という方はもちろん、もっとおしゃれになりたいんです!という方にもおすすめの「服の減らし方」を5stepでお伝えしますね。
Step1:イメージしよう
どう生きていきたいですか?
それをはっきりとイメージするところから始めましょう。
そんな大袈裟なって思うかもしれませんがね、実はここが一番大事なところです。
しっかりイメージができていないまま服を減らしたら、ただ単に数が減っただけのクローゼットに結局物足りなさを感じることになります。
一方、しっかりイメージができていれば、好きな服だけが詰まったクローゼットをずっと眺めていたいような気分になるはずです。
この先どんなものに囲まれて、どんな服を着て生きていきたいか。
自分はどんな服を着ていると気分良くいられて、人からどんな風に見られたいのか。
自分の「好き」をとことん追求してみましょう。
雑誌やSNSを見て、どんな服に心ときめくかを考えてみるのもおすすめです。
ただし、「現在の生活の中で、毎日の需要を満たすもの」をイメージしましょうね。
キャサリン妃のワンピーススタイルが好きだなあと思っても、毎日自転車通勤で休みの日は子供と公園に行くのなら、今このタイミングでは不要かもしれません。
でもそこで「今は子育てと仕事ばかりだからしまむらでいいや」とか思わないこと。
いやしまむらを悪く言うつもりは毛頭ございませんよ。もっと意志を持って、「私はこれを着て生きていくんだ」という決意とともに、しまむらを着て欲しいということです。
だってね、人生にどうでもいい日なんてのは一日もないんです。毎日がスペシャルだって竹内まりやが歌ってるし、なんでもない日おめでとうって三月うさぎといかれ帽子屋も歌ってるじゃない。
今日が人生最後の日になる可能性をいつだって誰もが持っているわけで、そんな日を「これでいいや」ってどうでもいい服で過ごすなんてあまりにもったいない。
だから、「機能性が高くデザインも良いのにお手頃価格のこのしまむらの服を着ている私、最高だ!子供が小さい間は毎日こんな感じで生きていこう!」てなポジティブイメージを持って欲しいのです。
あとはね、本当に好きな服を着るのは子育てが落ち着いてから、と思う必要も、もしかしたらないかもしれません。
だってその頃にはもう可愛らしいデザインのワンピースを着ることを躊躇してしまうようになっているかもしれないし、子育ての代わりに介護が忙しくなったりしているかもしれない。仕事がはちゃめちゃ忙しくてファッションを楽しむ余裕がないかもしれない。
つまり未来はわからないんだから、着たい服があるなら今着た方がいいんです。
もし今の生活の中でワンピースを着る目的や場所がないなら、作ればよろしい。週末に数時間子供を預けてアフタヌーンティーに行くとかね。
そういうことも含めて、どう生きていきたいかを考えてみてってことです。
君たちはどう生きるか。です。
Step2:制服を決めよう
学生時代に制服を着ていた人は多いと思います。
楽ですよね。何も考えなくてもコーディネートが完成しているし、他に選択肢がないから迷うことも皆無。
ああ大人にも制服があったら楽なのになあ。てことで、作りましょう。
作るというより、「私の制服はこれ」と勝手に決めるだけです。
と言っても、本当の制服のように1シーズンに1パターンとか、そこまでストイックじゃなくて大丈夫。ファッションを楽しむためにも、カテゴリーを決めておくくらいがおすすめです。
例えば私の場合で言うと、春夏はTシャツか着映えブラウス、秋冬はタートルネックのリブニットが制服です。重ね着はほとんどしません。
そしてボトムスは、休みの日はデニム、仕事の日はワイドかテーパードのパンツを合わせて完成です。
カテゴリーだけでもそのように決めてしまえば、基本的にその中だけで買い物をすれば良いので楽だし、失敗も少なくなります。
似合うもの、かつ好きなものを制服化してしまうと本当に楽ですから、Step1で作り上げたイメージをさらに膨らませて制服を決めていきましょう。
極めるとスティーブ・ジョブズのようになりますね。私はあそこまでできないけれど、あれはあれで合理的でいいよね。彼を目指したい人は目指せばいいと思う。
Step3:ボトムスをオールシーズン化しよう
ボトムスを基本的に春夏秋冬履けるものにすること。これが服を減らすにあたってけっこうな鍵になります。
なぜボトムスかと言うと、トップスよりやりやすいから。
オールシーズン着られるトップスもなくはないですよ。長袖のシルクブラウスとかね。私も持っていて、年中着ています。
でもやはりアイテムが限られる上に季節感が出しにくいので、ボトムスの方が圧倒的にオールシーズン化しやすいのです。
デニムを筆頭に、ポリエステル混のパンツ、タフタスカート、サテンスカートなど、「いかにも夏」「いかにも冬」みたいな雰囲気を持っていないアイテムなら、意外とオールシーズン違和感なく履けるものが多いです。
ただし、やはり「夏は暑い」「冬は寒い」はつきもの。特に夏ね。冬はタイツでも仕込めば暖かいけれど、夏はどうしたって暑い。
最近の夏は暑すぎるので、無理はしないで夏用の涼しいボトムスはあった方が良いかもしれません。私も近々買い足そうか検討中です。
でもね、ウール素材のパンツやスカートは意外となくても大丈夫なもんです。私はデザインがとても気に入った場合のみ取り入れることにしています。
Step4:トップスをオールシーン化しよう
ボトムスを季節問わず履けるものにしたら、トップスはシーン問わず着られるものにしていきましょう。
オンオフいける、オンもオケージョンもいける、日常のオフもアウトドアもいける、そんなイメージです。
用途が限られる服をできるだけ少なくして、兼用しやすい服を揃えます。コロナをきっかけにカジュアル化が進んでいる今、かなりおすすめの技です。
例えばこんな感じ。
・ボウタイブラウス:オン、オケージョン、デニム合わせでオフも
・無地白T:ジャケットのインナーにしてオン(職場による)、オフ、海にBBQになんでもござれ
・ハイゲージ無地ニット:オン、オフ
・ちょいゆるジャケット:オン、オフ、オケージョン
ボトム次第でかなり雰囲気が変わりますので、どんなボトムにも合うことを購入の決め手にしても良いですね。
ちなみにここで言うオケージョンは卒入園式、卒入学式、七五三などの子供関連行事や、結婚式、パーティーなど。
喪服は兼用しません。大人はブラックフォーマルを一着持っておくことをおすすめします。
Step5:毎日違う服を着なければという思考から解放されよう
毎日同じ服を着ていて良いです。私が許可します。
汚れたりしわが寄ったりしているのはもちろん良くないですが、きれいな状態なら毎日同じだってOK。
と言うと極端なので、週3日同じでOKです。月〜金勤務なら、月水金同じで良いのです。
まず、誰もあなたのこと見てません。
同僚が一昨日何を着ていて昨日は何を着ていたか、覚えていないでしょう?
もし覚えていたとしたら、とても素敵か、とてもダサいか、とてもインパクトがあるか、どれかだと思います。
で、これを読んでいるあなたは「とても素敵」を目指すわけだから、週3回同じ服を着ていることを同僚に気づかれたって、なんの問題もないどころかむしろ好感を持たれるはずです。
「ああこの人は意志を持ってこの清潔でおしゃれで似合う服を何度も着ているんだな、素敵だな」ってね。
週1回しか着ないなら、月の着用回数は4回程度。でも週3回着れば12回です。
着れば着るほど劣化は早くなりますが、きちんと手入れしながらとことん着倒すのも良いと思うのです。
そもそも多くの服は消耗品なので、いつか劣化して着られなくなります。その前に「デザインが」とか「サイズが」とか言って手放すよりかは、劣化するまでとことん着てから手放す方がその服にとっても良いのです。
さらに質の良いものを選べば、高頻度で着たからってそんなにすぐにくたびれはしません。
安物をたくさん買うよりちょっといいものを少し買って、それを何度も何度も毎日のように着ましょう。
ちなみに:服をたくさん持っていてもいい人ってこんな人
冒頭で以下のように書きました。
私は一部の人を除き、ほぼすべての人が「服を少なく持つ」べきだと考えています。
ではここで言う「一部の人」とはどんな人なのか、書いておきますね。
それは「すべての服が美しく収まる十分なスペースを保有しており、かつ服を愛している人」です。
このような人は、たくさん持っていてもなんの問題もありません。
なぜなら、たくさんあってもきちんと良い状態で保管ができるし、自ずと日々きちんと手入れしたり、手放すべきものは然るべきタイミングで手放していくからです。
服を愛していても大きなクローゼットがない場合には、クローゼット以外にスペースを確保するか、大きなクローゼットのある家に引越すか、ですね。
もしその両方が難しいのであれば、やはりたくさん持つべきではないと思います。
逆に大きなスペースがあったとしても、存在を忘れているような服がいくつもあったり、服が苦しそうに見えるくらいぎゅうぎゅうに詰め込まれていたり、新しい服をどんどん買ってはろくに着もしないで捨てたりしているようなら、このタイミングで見直すべき。
たくさんの服のすべてを大切にできないのなら、やはりたくさん持つべきではないのです。
最後に:服を大切にすることは、自分を大切にすること
日々の暮らしは自分自身が選択したものだけで構成されています。
そして日々暮らすことが人生だから、人生もそう。
だから自分が選んだものを大切にすることが、人生を大切にすることであり、自分を大切にすることだと思います。
で、その中には服も含まれているわけ。だから服を大切にすることは、自分を大切にすることです。
靴もバッグも、ペンもお皿も、持ち物すべてがそうだけどね。
そしてここで言う大切にするって言うのは、もう好みじゃなくなったのにもったいないからとっておくとか、そういうことではないですよ。
服の縁も人の縁も同じ。その人のためと思って好きでもない人とずるずる一緒に居続けたって、いいこと一つもないでしょう。
縁が終わったなと思ったら、感謝とともに手放す。それだって立派な「大切にする」です。
もちろん「もったいない」という考えは大事なので、捨てるのではなくフリマアプリやリサイクルに出すのはとても良いと思います。
自分にとって本当に必要なものを見極め、厳選し、大切にし、執着しない。
服も人生も一緒。そんな気がしてくるね。
基本シンプルが多いけど柄ものもけっこう好き。
コメント