「服はたくさんあるのに着る服がない」をシンプルに解決する方法

FASHION

こんにちは、おさまりです。
できるだけ少ないもので生きていきたいと思っています。

服はたくさんあるのに着る服がない。

これ、なぜでしょうね。本当不思議。

と、私もかつて思っていました。

でも、その理由も解決法も、実はとってもシンプルでした。

今朝まさに着る服がなかったそこのあなたに、この記事を送ります。

理由は服が多すぎるから、解決法は服を減らすこと

結論から言うと、「服はたくさんあるのに着る服がない」は、服を減らせば解決します。

「今日着る服がない」と思った時点で、クローゼットのどこを探しても今日あなたが着る服は実際にありません。

そう、本当にないのです!

にもかかわらず、たくさんの服たちが「あたかもあるように見せている」ことで、この問題は発生しています。

だから、ないならないとわかる状態をまず作る。ここ大事。

そのためには、やはり服の数を減らすことです。

今、何着所有しているか把握していますか?

平均は150〜200着くらいなどと言われていますが、そんなに要りません。

断言します。今この記事を読んでいるあなたには、そんなにたくさんの服は必要ありません。

クローゼットは花壇と同じである

ここでみなさんにお伝えしたいのは、「クローゼットは花壇と同じ」ということです。

・本格的に季節が始まる前に、色や種類を考慮しつつあらかじめ種を蒔いたり苗を植えたりする
・日々手入れをする
・枯れてしまった花は取り除く

花=服と思って、これをクローゼットでもやればいいんです。

・本格的に季節が始まる前に、色や種類を考慮しつつあらかじめ必要な服を用意しておく
・日々手入れをする
・もう着ない服は取り除く

ということ。
これを季節ごとに繰り返していきます。

そうすればどの季節も、花壇では毎日美しい花が咲き誇り、クローゼットでは毎日その日必要な服が美しい状態であなたを待っている、というわけですな。

・季節が始まってから買おうとするから変わり目で着るものがなくなる
・色を考慮しないからコーディネートが難しくなる
・種類を考慮しないからTPOに応じられなくなる

・日々手入れしないから、いざ着ようとしたときに着られなかったり劣化が早かったりする
・着ない服をいつまでも残しておくから、今日着る服があるのかないのかわからなくなる

こちらを心得ておいてください。

いやそんなに難しいことじゃありませんよ。むしろ一度習慣づければ快適そのもの。

では一つずつ見ていきましょう。

本格的に季節が始まる前に、色や種類を考慮しつつあらかじめ必要な服を用意しておく

おすすめは2月、4月、8月、10月です。
このタイミングで、春、夏、秋、冬の服をどうするか考えていきます。

最近は感覚的に春と秋が短く、夏と冬が長いのでこのようなバランスになってます。

とはいえ居住地によって気候が違うので、ご自身の肌で感じる季節感を優先してくださいね。

2月:春の服の計画を立てる

2月はまだかなり寒いですが、この時期から考えていかないとすぐ3月になっちゃいます。2月は短いです。

で、3月に入るともうダウン、ウールのコート、起毛感満載のニットなんかに季節外れ感が漂ってきます。

もちろん3月初旬はまだすっごく寒かったりするのでそれらを着ていても良いですが、中旬にはやはり春を意識したコーディネートにしていきたいところ。

となると、やはり2月のうちから計画を立て始めるといいですね。

揃えるべきは、長袖のブラウスやカットソー、薄手のニット、そしてジャケットやトレンチコートなどの春アウターです。カーディガンもあると便利ですが、「あると便利」という考えだけで着るカーディガンはあまりおしゃれにならないことも多いのでご注意を。

卒入園式、卒入学式がある年はそのときの服も考えましょう。それ用の服を買い足すべきなのか、仕事着を活用できないか考えてみるのも良いと思います。

さらに、歓送迎会や謝恩会など春には何かとイベントが多いですからね、そのあたりも考慮しつつ。

そして要るもの要らないものを仕分けした上で、3月、店頭に春物が充実してきたタイミングで必要なものを揃えていきましょう。

4月:夏の服の計画を立てる

いやこの前春の服揃えたばっかりですけどってね。最近暑くなるのが早いんですよね。

そうこうしている内に夏になっちゃうので、4月くらいから考えていきましょう。

とにかく暑い季節が長く続くし、GW、帰省、キャンプに海にBBQなどなど、イベントも様々あることでしょう。すべて攻略できるようにしておきたいところです。

使い勝手の良い半袖Tシャツやブラウス、涼しくてオンオフいけるワンピースなんかがあると良いですね。

あとは梅雨の備えも必要です。雨が跳ねても汚れが目立ちにくいダークカラーのパンツとかね。

買い足すものが決まったら、GW頃には夏物が充実してくるのでそのタイミングで。そこで一通り揃えてしまえば、7月のSALEの誘惑とも無縁です。

8月:秋の服の計画を立てる

お盆過ぎたら秋支度、といきたいところですが、まだまだあっついのでとりあえず8月に入ってからなんとなく考え始めるくらいでいいと思います。

最近は10月くらいまで暑いので、秋っぽいカラーや素材、小物で夏の装いを少しずつ「秋化」していくことをおすすめします。足元をサンダルからブーツに変えてみたりね。

そして急に気温が下がるタイミングがやってくる前に、長袖やアウターも準備しておきましょう。春と兼用できるよう考えていくのも良いと思います。

9月には秋物が充実してきますので、そのタイミングで買い足しましょう。

10月:冬の服の計画を立てる

最近は秋が短いですね。ついこの間までものすごく暑かったのに、急に寒くなったりして。そしてそのタイミングはたいてい10月ですね。

寒くなったとはいえまだダウンやコートを着込むには早いので、防寒対策をして秋のおしゃれを楽しみつつ、本格的な冬に向けて服を揃えていきましょう。

ちなみに冬は夏よりさらに服の数を少なくしておくことをおすすめします。基本厚手でかさばるし、汗をかかない分そこまでこまめに洗濯しなくて良いのでね。むしろニットなんかは毎日洗濯したらすぐに劣化してしまいます。

だから最小限の厚手ニットと、あとは暖かいダウンやコートなどのアウターがあると良いですね。

11月に入ると冬物が充実しますので、そのタイミングで揃えましょう。そうすれば、夏に続き年始のSALEの誘惑とも無縁でいられます。

色を考慮する:ベーシックカラーを基本に

色はコーディネートにおいて重要な要素ですが、「少なく持つ」を実践する上でもかなり配慮が必要です。

限られた数の服で暮らすには、限られた数の色にしておくことをおすすめします。

色が多いとコーディネートが組みにくいだけでなく、印象が強い分いつも同じ服と思われそうで着るのが躊躇われる、みたいなことにもなったりするのでね。

となれば、やはり頼るべきはベーシックカラーです。白黒のモノトーンは良き相棒になってくれるでしょうし、パーソナルカラーに属したベーシックカラーを取り入れるのもおすすめです。

イエベ春ならアイボリー、キャメルあたり。
ブルベ夏ならオフホワイト、グレーあたり。
イエベ秋ならエクリュ、ダークブラウンあたり。
ブルベ夏ならピュアホワイト、ブラックあたり。

アイボリー、オフホワイト、エクリュ、ピュアホワイトはすべて白です。白にも色々あってね、「白って200色あんねん」てやつです。

で、ベーシックカラーを基本にしつつ、少し色物も入れていくと楽しいです。ファッションは楽しまないと。

ちなみにデニムはベーシックカラーでなくてもベーシックに使える稀有で優秀なアイテム。その上オールシーズンいける優等生っぷりでおすすめです。

種類を考慮する:兼用を基本に

服の種類についても配慮が必要です。ここで言う「種類」は「用途」みたいなものだと思ってください。

仕事用、仕事の中でも会議用や出張用、休みの日用、休みの日の中でも子供と公園用、友人とディナー用など、日常の服にも色々あります。

さらにレジャー用、観劇用など人それぞれの趣味に合わせたものや、結婚式の参列、子供関連の行事など、挙げればきりがないですね。

だからこそ、服の数を減らしたい人にはできる限りの「兼用」をおすすめします。

コロナ禍以降、結婚式や卒入園式・卒入学式の服が今までより少しカジュアル化して、オフィスと兼用できるようなものが増えました。

さらにそのオフィススタイルもカジュアル化して、オフの日スタイルの延長みたいになりつつあります(もちろん職場によりますけども)。

だから、おすすめは「きれいめ」と「カジュアル」をがっつり分けるのではなく、どちらにも振れる「きれいめカジュアル」をいくつか持つことです。

そして自分のライフスタイルを振り返りながら、仕事ならこう、友達とランチならこう、子供と公園ならこう、会食ならこう、みたいに、ある程度パターンを考えていくと良いです。今買い足すべき服が見えてきます。

日々手入れをする

日々服の手入れをしましょう。

と言っても全然難しいことはなくて、「一度着用した後、もう一度着用できる状態にしておく」だけです。

汚れたなら洗濯し、しわが寄ったならアイロンをかけ、きちんと畳んだり、ハンガーにかけたりしておく。

自宅で洗濯できないならクリーニングに出し、戻ってきたらビニールから出しておく。

そうやって「いざ着ようと思ったときに着られない」を回避しつつ、毛玉が目立ったり色褪たりという劣化にも気づけるようにしておきます。

アイロンをかけるのが面倒なら、アイロンのいらない服を買えばよし。クリーニングに出すのが面倒なら、自宅で洗えるものを買えばよし。

日々の手入れは服を買うところから始まってますよ。

そして服が多いとその分手入れの必要も多くなるわけだから、面倒くさがりな人ほど服の数は少ない方が良いのです。

もう着ない服は取り除く

一年着なかったら、もう一生着ませんよ。

「いつか着るかも」のその「いつか」はかなりの確率で永遠に来ません。

もしいつか本当に着るとしても、いつ来るかわからない「いつか」のためにクローゼットが服で溢れ、肝心の今日着る服があるのかないのかもわからない状態になってしまっているのはいただけませんね。

一年着なかった服、たまーにしか着ない服、着てもテンション上がらない服、手放してもおそらく問題ありません。毎日のように着る心からお気に入りの服だけが残れば、それでOK。

最高に好きな服を毎日のように繰り返し着るのって、けっこういいもんです。週に3回同じ服だっていいの。週に3回もおしゃれで似合っていて最高の気分で過ごせるんだから文句ないじゃない。

理想は「すべての服が一軍」です。

衣替えのいらないクローゼットのすすめ

さて、ここまで読み進めてくださったあなたにおすすめしたいのは、「衣替えのいらないクローゼット」です。

クローゼットを開けたときに、基本的に春夏秋冬すべての服が揃っている状態にします。

だってさ、オフシーズンの服がしまい込んであったら、本格的に季節が始まる前に前もって計画を立てるのが面倒で仕方ないでしょう。

「そろそろ秋の服を考えなくっちゃ」って、8月のうだるような暑さの中でわざわざ奥にしまい込んだ秋服を引っ張り出して並べてみて、考えて、でもまだまだ着られそうにないからもう一度片付けるなんて作業を汗だくでやった日にゃ、おしゃれが嫌いになりそうです。

だから最初から全部が見える状態にしておくの。8月のある日、ふとクローゼットを開けたときに「そういやそろそろ秋だけど、秋は何着よう、足りないものあるかな」ってその場で考えられる状態にしておくの、大事です。

そもそも衣替えって面倒だし、タイミングが非常に難しい。

季節ってある日を境に変わるのではなく(まあ最近そんなふうに感じることもままあるけれど)徐々に変化するわけだから、服も徐々に変えていって然るべき。

衣替えのいらないクローゼットを一度作ってしまえば、「ああ私の人生には衣替えは必要なかったんだわ」と思えるはずです。

そのためには、しつこいようですが服を減らしましょう。

具体的な減らし方はこちらの記事で。

 

現在のクローゼット。余白が嬉しい。

 

 

 

 

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