こんにちは、おさまりです。
できるだけ少ないもので暮らしていきたいと思っています。
数年前、200着近くあった服を一気に減らし、現在は年間50着前後で暮らしています。
クローゼットがいつでもすっきりきれいに片付いていて、衣替えも不要、かなり快適です。
でもここに来るまでは紆余曲折ありました。
そして今も道半ばです。
ファッションは私にとって趣味であり仕事でもある一方、少ないもので暮らしたいという一生のテーマにも密接に関連していて、なかなか一筋縄ではいかないというか、理想郷までの道のりは大変に長いのであります。
語り出したら朝になる(今が朝なら夜になる)くらい長いストーリーを、できるだけコンパクトにしてみました。
ミニマリスト化しても服だけは多かった
ストイックではないにせよ、私がミニマリストと化したのはCA時代のホテル暮らしがきっかけでした。
ソウルでのホテル暮らしは数日〜１週間くらいで都度荷物をまとめてチェックアウトする生活。
その作業を少しでも楽にするため荷物を最小限にするようになったのが習慣となり、段々とミニマリスト気質になっていきました。
それでも服だけは好きゆえにそこそこ持っていましたね。
さらにCAを辞めてイメージコンサルタントになったら、ますます服が増えました。
というより、溜め込んだと言った方が正しいかな。
着るものも着ないものもすべてひっくるめてクローゼットに押し込んでありました。
ある日何もかも捨ててしまいたくなった
当時はクローゼットの中がものすごくぐちゃぐちゃで。
もう本っ当にお恥ずかしいので載せるのが憚れつつ、でも写真を載せますので心してご覧ください(↓)。
ある日そんなクローゼットを眺めていたら、突如として脳内にLOVE PHANTOMが流れ出し(長ーいイントロはカット)、何もかも捨ててしまおうと決めました。
ミニマリズムがようやく服に対しても発動したわけです。
そうしてクローゼットの中のものを全部出して本当に必要なものだけを残したら、30着くらいになったと思います。
そこから理想のクローゼットを探し彷徨うmy soulは、今なお旅の途中です。
ひどい、ひどすぎる…心が荒んでいたんでしょうね。言い訳させていただくと、コロナ禍&初めての育児でなかなかしんどい時期だったのです。
減らしすぎて困った
いやもうちょっと事前に考えようよってね。
思い立ったが吉日、後先考えずにどんどん処分して30着くらいにしたら、着るものがなくなって困りました。
具体的には、本当に気に入っているものだけを残したら「お出かけ着」的なものばかりになってしまって、「スーパーに買い物」とか「子供と公園」とか日常の需要を満たす服がなくなってしまったんですよね。
そっか、私お出かけするより自転車漕いでる日の方が多かったわって後から気づきました。
数を固定して困った
その後再び日常の服を中心に買い足していく中、このまま増え続け元の木阿弥になるんじゃという不安に駆られ、数を固定することに決めました。
全体で40着、その内トップスは20、ボトムは15、アウターは5、みたいな感じで。
でもこれがね、苦しいんですよ。
買いたい服があるけどオーバーしちゃうから買うのをやめるか、あるものを手放すか、でも気に入ってるし、でもオーバーしちゃう、みたいな。
誰にも強いられていないのに自ら決めたルールに苦しんで、今思うとなんだったんだろう。とても無意味でした。
自分が心地よいと思うきれいなクローゼットならそれで良しと決めた
結局数を固定することはやめて、でもむやみに増やすこともやめて、自分が心地良いと思えるか否か、そしてクローゼットの中がきれいか否かを基準に考えることに決めました。
もう二度とあのぐちゃぐちゃのクローゼットに戻りたくないという決意だけは固かった(あれを見たらそりゃそうなるよね)。
その結果、ちょくちょく変動はあれどクローゼット内の服は常時50着前後になりました。
ちなみに下着、パジャマ、トレーニングウェア、喪服はそこに含みません。
でも結婚式や子供関連のオケージョンなどは、おおよそ50着の中で着回しできるようにしています。
用途が限られる服はなるべく減らしたいのでね。
たまに感じる物足りなさの多くは一過性(だと信じたい)
紆余曲折を経て自分なりに快適で美しいクローゼットを作り上げ、日頃眺めてはああ快適、ああ美しいと満足してはいるのですが(暇かよ)、たまーに物足りない気分になることもあります。
というのも、服を減らそうと思うと凝ったデザインや派手なカラーは淘汰され、シンプルなデザインとベーシックカラーが自然に揃ってくるんですよね。
でも海外ECパトロールなんかをしていると(また暇かよ)、急に鮮やかなピンクの花柄ミニスカートみたいなものに心惹かれたりするのですよ。
で、「かわいいー！欲しいー！やっぱファッション好きならこれくらいやらないと！」みたいな気持ちに一時的になるのですが、一週間も寝かせれば大体冷静になって買わない判断ができます。
結局シンプルに勝るものなしなのです。
一方、もし運命を感じるくらいの出会いであったならば、奇抜な服でも買ってよし、と決めています。
それもまた人生に必要な服だと思うのです。
今後も循環しながら理想のクローゼットを追求していこうと思う
「少なく持って長く着る」を軸に生きていきたいと思う反面、ファッション好きゆえに心惹かれる服は毎シーズンあるし、靴やバッグも含め、常に欲しいものが山のようにある状態から抜け出せません。
一切の物欲を捨て去ることができたらどんなに良いだろうと思います。
それでも、トライ&エラーを繰り返したこの数年で、「本当に必要なものを厳選する力」は養われたように思います。
欲しいものが出てきたら、一旦立ち止まる、寝かせる、じっくり考える。
それでも欲しいと思ったら、他の何かを手放してから迎え入れる。
この流れが基本になってきました。
溜め込むことがないので、すべての服がスタメンです。
どの服も何度も着るので、高かったなと思う買い物でも、コスパで言うとかなりお買い得だったりします。
今後も常に循環しつつ、私なりの理想のクローゼットを追い求めていこうと思います。
現在のクローゼット。収納ツールやハンガーは大事ですね。
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