【体】〈実録〉太る専門プログラム、始めました

BEAUTY

こんにちは、おさまりです。
「ありのままで美しい人」を目指しています。

この度、パーソナルジムの2ヶ月集中「太る専門プログラム」に通うことにしました。

現在私は身長170cm、体重43kg、BMIは14.88、いわゆる「痩せ過ぎ」です。
筋肉もなけりゃ脂肪もない、全身の骨が浮いたガリガリ体型です。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスが実写化されることになったら、真っ先に出演オファーが来るのではと思っています。

家系が全員ガリガリめがねで(めがねは今関係ないけど)、私も例に漏れず。
ずっと痩せ型の人生を送ってきました。

それでも数年前までは今よりプラス5kgはあって、見た目にもここまでのガリガリではありませんでした。

ではこの数年に何があったかと言うと、授乳です。
妊娠で多少太ったものの出産で完全に元通りになり、授乳ですべてを吸い取られてしまいました。「産後太り」という言葉があって、なぜ「産後痩せ」がないのか不思議です。

などと言うと、多くの人の反感を買うことになります。
実際、「太る専門プログラム」の話を母にしたら、「あんたそんなこと言ったら世の中のみんなが怒るよ」と言われました。

今回はいい機会と思って、「痩せたい」と言えば共感され「太りたい」と言えば非難される、そんな日本のスタンダードに、太りたい民を代表して一石を投じてみたいと思います。

そんなことはいいから太るためのヒントを、という太りたい民の方は、最後のトレーニング記録からご覧ください。

追記:結局私は2ヶ月間ではあまり太ることができず、長期戦だということを痛感するに至りました。よって私の記録がお役に立てるかは至極不明ですが、共に闘う同志の奮闘を見届けてくださる方はぜひ。

「痩せたい人」と「太りたい人」はまったくの同志である

もうこれに尽きます。

「太りたい」と言うとよく思われない場合が多いことは重々承知しているので、自ら進んで言うことはありません。
でもたまに話の流れで「ガリガリ過ぎるので少し太りたい」みたいな発言をちょっとでもすると、「今世の人たち全員を敵に回したよ」とか言われるわけです。

でもね、それは絶対に違います。
敵ではありません。むしろ味方です。同志です。
なぜなら、目指しているところが同じだからです。

痩せたい人は、全身の骨が浮いたガリガリ体型になりたいわけではなく、女性的な丸みはありつつほどよく引き締まった健康的なスタイルを目指したいですよね。

太りたい人もまた、ブヨブヨとお腹が出ただらしない体型になりたいわけではなく、これまた女性的な丸みはありつつほどよく引き締まった健康的なスタイルを目指したいわけです。

同じでしょう?
目指しているところと、今はそこから離れているという現状が完全に一致しています。

もし女性的な丸みはありつつほどよく引き締まった健康的なスタイル美人が「私もあんたみたいにブヨブヨだらしなく太ってみたいもんだわよ」とか言ったとしたら、それは完全に敵です。

でも「太りたい」と願う人は大抵とても貧相に痩せています。
到底痩せたい人の目標になるような姿はしていません。
痩せ過ぎが目立たないような服を工夫して着ているのです。

だからどうか、怒らないでください。
少数派というだけで迫害されながら、それでも必死に生きているのですから(重い)。

太れない悩みは深い

類は友を呼ぶのか、私の周りには太りたい人がけっこういます。

「なかなか太れないよねぇ…」と互いの傷を舐め合っているのですが、太りたいのに太れない理由は「食べられない」or/and「食べても太れない」です。

少し食べたらもうお腹いっぱいという小食タイプ。
食べるとお腹が痛くなる胃腸よわよわタイプ。
胃もたれするので油ものが食べられない油よわよわタイプ。

この辺の「食べられない」人が一定数いる一方、「食べても太れない」いわゆる痩せの大食いタイプもいます。

私はと言えばどっちつかずで、胃腸よわよわ、油よわよわですがそこまで小食ではありません。ただニキビができやすいので甘いものは基本的に摂らないようにしているし、そもそも健康大好きでヘルシーなものばかり食べているので太りません。

ちなみにニキビができやすいのには根拠がありまして、こちらに書いています。

健康大好きヘルシー食生活についてはこちらの記事を。

しかも毎日自転車を漕いだり、仕事でも歩き回ったりずっと立ったまま喋ったりしているので、「太らない習慣」が確立してしまっているのですよね。

こういう人間にとっては、痩せるのは簡単なことで、太るのは難しいことです。
「毎日ラーメンとパフェを食べたらすぐ太るよ」と効果的なアドバイスをいただいても、それができません。太る前に胃と肌、そして不健康なものばかり摂取する嫌悪感でメンタルがやられます。

逆に「食べないか、ヘルシーなものばかり食べたらすぐ痩せるよ」とアドバイスしたいところですが、痩せたいのに痩せられない人にとってはそれが難しいこともわかっています。

つまり人間誰しも得手不得手があるんですよね。
だから痩せるのが不得手な人は頑張っても痩せられなくて、その悩みは深いことと思います。
一方太るのが不得手な人も一定数いて、その悩みも同じように深いということです。
たまたま少数派で目立たない(ようにしている)だけでね。

ここでBefore写真を載せておきます。
2021年のものですが、夫が何気なく撮ったのを後から見て、自分の体の薄さ細さにギョッとした写真です。
ギョッとしたまま3年も放置してしまいました。
ららぽーとのキッズスペースに座る骨。

パーソナルジムの「太る専門プログラム」

さて、ここからは話を「太る専門プログラム」に戻します。

いい加減ガリガリに嫌気が差してきたタイミングで、歯列矯正と同時にジムにも通って総合的に外見磨きをしようと思い立ちました。

歯列矯正の話はこちら

で、辿り着いたのが「太る専門プログラム」を採用しているパーソナルジム。
東京には「太る専門ジム」が続々とオープンしている中(ね、太りたい人ってけっこういるんです)名古屋にはなく、専門プログラムを持っているジムであれば見つけることができました。

トレーナーさんの話では、太りたいとなるとやはり運動より食事メインだと。
ということで、2ヶ月間できるだけたくさん食べつつ、大体週2でジムに通う生活をしてみます。

以下、その記録です。

トレーニング記録

4回目 体重43.95kg/体脂肪率14.4%

いやなんで4回目からやねんという突っ込みは、全面的に受け入れよう。
当初は毎回文章で記録を残すつもりはなかったのだが、ここに来て予想外の出来事が起きているため書いていこうと思う。

なんと体重が減っていくのである。
2週間くらいの間いつも以上に食べていたため、着衣の状態ではあるが一時44.55kgまで増えていたのが、前回44.00kg、そして今回43.95kgと減少傾向に。
太ることに注力する日々の中、順調に体重が減っていくのでどう考えても看過できない。

前日の食事はと言えば、昼にはごはんを一合食べ、鮭もいつもは一切れのところ二切れ食べた。そこに納豆もプラスして、もうお腹がパンパンになるまで食べた後、まったくお腹が空いていない状態で夕方にゆで卵にマヨネーズをたっぷりかけて食べた。夜は夜でごはんを一合弱と、鶏もも肉を300g食べた。野菜の量はいつも通りで、たんぱく質、糖質、脂質の量を体感でいつもの倍くらいにするイメージだ。けっこう苦しい思いをしながら、とても頑張って食べたのだ。

にも関わらず、である。

家ではあまり体重計に乗らないのでジムに到着してすぐに計測するのだが、「どれくらい増えたかな」なんてワクワクしたのも束の間、減っていたので心底驚いた。

これは原因を追求するとともに、何か策を講じる必要がある。
トレーナーさんの考えを以下にまとめておく。

・基本的に私は代謝がめちゃめちゃいい
・お酒を飲むと代謝は悪くなる
・糖質には脂肪燃焼作用がある
・糖質はお腹がいっぱいになるため、脂質を摂った方が効率が良い
・筋肉だけでなく脂肪もつけたい場合は、たんぱく質よりやはり脂質を意識した方が良い
・脂質を摂るためには、鮭より鯖、鶏より豚など、より油の多い食材を選ぶ
・スイーツ系も脂質を手軽に取れるが、より健康的に摂りたい場合はアボカドがおすすめ
・普段から健康的な食事をしていると、腸内環境が整っているため間食時に消化のエネルギーを使いやすい

以上のことから、間食よりも一食の中で脂質の量を増やすことに力を注ぎつつ、適度にお酒を飲むのが私には良さそうだ。

ということで、今日からできる限り毎食にアボカドをプラスしていこうと思う。
これを「アボカド大作戦」と呼ぶことにしよう(呼ぶ間でもない)。

と意気込んでいたら、さっき買ってきたアボカドが固くて今日は食べられそうにない。
早速出鼻を挫かれたアボカド大作戦、その運命やいかに。

次回に続く。

5回目 体重45.10kg/体脂肪率14.9%

アボカド大作戦が功を奏したか、ここまでで最も良い数字を叩き出すことに成功した。
前回のトレーニングで体重が減っていて愕然とし、なんとかせねばと早速その日の夕食後にラーメンを食べに行ったのも良かったか。

さらにGWで東京から友人が来てくれたため、鰻、手羽先、友人の誕生祝いケーキ、喫茶店モーニングと、普段はあまりしないハイカロリーかつハイ名古屋な食生活を送りつつ、チャンスがあればアボカドを食べていた。さらにお酒もそこそこ飲み、昨夜は夜中にお寿司を食べた。

そんな甲斐あって体重が増えたので嬉しい限りではあるのだが、逆にここまでやらないと増えないのかと思うと若干ストレスを感じる。

というのも、今朝もトレーニング前に小さめのアボカド納豆丼を作って食べたのだが、正直まったく食欲がなかった。遅い時間のラーメンやケーキなど普段なかなかしない食生活を送ると、それをリセットしたい衝動に駆られる。夜まで何も食べずに、夕食に玄米ごはんとお味噌汁を軽めにいただいて早めに眠りたいなんて思ってしまうから永遠に太れないのだろう。

ここでそんなことをしたらすぐに元通りになってしまうのは明らかなので、トレーニング後にも豚バラとアボカドで脂質を摂った。しばらくはこの調子で続けよう。

と意気込みは十分なのだが、いかんせんアボカドが言うこと聞いてくれないパターンが多い。
買ってきたばかりはカッチカチなのに、翌朝急に柔らかくなって夜にはもう熟し過ぎの域になったりして悔しいです。

私のアボカドチャンスにアボカドのベストを持ってくるのがけっこう難しく、そんな様子じゃまとめ買いもしにくいのでなかなか面倒である。

アボカドの気まぐれを制する者こそ、己の脂肪と筋肉を制することができるのか。
『気まぐれなアボカド』で一曲書けそうな気分。

次回に続く。

6回目 体重44.80kg/体脂肪率15.5%

アボカド大作戦はGWにつき一旦小休憩に入ったが、その代わりにラーメン、お寿司、天ぷらにピザと、しっかりGW仕様の食生活を送ったことで脂質もそこそこ摂れていただろう。

と思ったら、また体重が減っていた。
糖質の高い日本酒やスパークリングワインを夜中まで飲んだりもしていたのに、私は体重が増えない魔法にでもかかっているんだろうか。

でも確実に変化を感じる部分はあって、顔が丸くなってきた。
肉がつくときは必ず顔からつくタイプの人間なので、喜ぶべきなのかもしれないがそれはそれでとても嫌だ。

しかし顔→お腹→その他の順番で肉がついていくのは明白。
新人作家にとっての芥川賞。アイドルにとってのホリプロスカウトキャラバン。
顔太りは理想の体型への登竜門なのだ。

さりとて顔だけがどんどん丸くなっていくのは、やはり受け入れ難い。
ということで、「顔痩せ」「二重顎撃退」など目下の悩みに効きそうなYouTube動画を取り入れ、必死の攻防を繰り広げてみようと思う。

ついでに「ほうれい線消失」とか「スッと鼻筋を通す」とか「ぷっくり涙袋を作る」とか、色々出てきた関連動画もできるだけ取り入れてみようか。

数ヶ月後、ホリプロがキャラバンすることなくダイレクトスカウトに来たらどうしよう。

次回に続く。

7回目 体重44.25kg/体脂肪率14.2%

今回も体重が減っていた。
一時体重が増えた時には珍しく朝食を食べたりしていたので、やはり朝からちゃんと食べた方が良いように思えてきた。

私は普段朝食をほとんど食べないのだが、それには明確な理由がある。
食べると高確率でお腹が痛くなるからだ。

朝食を食べなければお腹の治安が保たれることに気づいたのは大人になってからだ。
学生の頃は「朝食を食べましょう」と親からも学校からも世の中全体からも言われるもんだから、朝食を食べないという選択肢はなく、従って腹痛は共生すべき対象と思い込んでいた。

小中高と午前中の授業は大抵いつもお腹が痛くて、手を挙げてトイレに行くか、我慢するかの瀬戸際を、腹痛の波と共に行ったり来たりしていたのを思い出す。

そもそもトイレに行くのになぜ挙手せねばならぬ。用を足しに行くのにわざわざ周囲の視線を集める必要はなかろうに、それがあるから授業中のトイレは無駄にハードルが高い。
だから大抵ギリギリまで我慢して、授業が終わると同時に駆け込んでいた。

冷や汗をかき神に祈りながらひたすら時計の針を見つめていたあの頃の私に(つまり授業内容はほとんど頭に入っていなかったわけだ)、朝ごはんを食べなければいいんだよと教えてあげたい。

大人になって朝食を食べないという選択ができるようになってからは、朝の腹痛に苦しむこともかなり少なくなった。

一日2食の方が体も軽くて調子が良い。
がしかし、だから太れないことを一向に増えない体重が示唆している気がする。

もしかするとアボカドくらいだったらお腹が痛くならないかもしれない。
モーニングアボカド大作戦、ちょっとやってみようか。

次回に続く。

8回目 体重45.10kg/体脂肪率17.1%(記録ミス?)

モーニングアボカド大作戦が功を奏したわけではない。
モーニングにアボカドを食べる気がまったく起きないくらいにお腹の調子がいまいちで、全体的にも食べる量が少なかった。

したがって体重も減ってしまっただろうと思ったら、意外と増えていた。
頑張って食べたときは痩せ、食べなかったときには太る。これはなんだ。

トレーナーさんに相談すると、食べるものが良いもの過ぎて、食べれば食べるほど健康になり、代謝が上がり、痩せていくのでは、と。

確かにアボカドをこれでもかというくらい食べたとき、ただでさえ普段から良いお通じがこれでもかというくらいさらに良くなった。食べれば食べるほど全部出ていく感覚があった。

そして体調が悪いと代謝が落ち、太る。
でも体調は良い方がいいに決まってる。

健康的に太るって本当に難しい。

次回に続く。

9回目 体重44.95kg/体脂肪率14.7%

結局アボカドは体重が減ってしまいそうなので、アボカド大作戦はモーニングに取り入れる間もなく終了した。

となると、朝はやはり食べない方向になってしまう。
さらに、頑張って食べてもなかなか数字に反映されないことでモチベーションが下がってきた。食べなきゃ食べなきゃと思うのがストレスだ。

とトレーナーさんに相談したら、ストレスが一番良くないから、一旦今まで通りの食事に戻してみるのも良いと。そう言ってもらえて、なんだか心が軽くなった。

食べろ食べろと言われれば食べたくなくなり、食べなくていいと言われるともうちょっと食べようかなと思えてくる。

髪を染めるなと言われたCA時代は染めたくて仕方なかったのに、自由になったら染めたいと思わなくなった。

人間ってそんなもんだ。
この軽くなった気持ちで、一食一食に「もうちょっと食べようかな」をプラスしていこう。

次回に続く。

10回目 体重45.55kg/体脂肪率:計測器故障により不明

一旦普段の食事に戻していいと言われストレスが減ったことで、普段の食事を少しずつ増やす意欲が出てきた。

いつもだったら箸を置くタイミングから、さらにごはんを茶碗半分くらいと納豆を1パック食べるとかその程度だけど、それでも積み重ねれば大きいのだろう。
今までで一番体重が増えた。

朝食を食べるとか、何度も間食するとか、普段しないことをしようとするとそれだけストレスになるということを身をもって知った。
この調子で一食の量を増やしつつ、気が向いたときに間食するのを習慣にしていこう。

次回に続く。

11回目 体重45.15kg/体脂肪率15%

ここのところトレーニングにもだいぶ慣れてきて、以前より体力がついてきたように感じる。
自転車(非電動)での上り坂が前ほどきつくない。

さらにボディラインも確実に変化してきた。
太ももからお尻にかけてボリュームがつき、理想のプリッと上向きのヒップに近づいてきた。
これは嬉しい。

変化が実感できるのが最もモチベーションにつながる。
こうやって筋肉の人たち(と勝手に呼んでいる)は筋肉沼にはまっていくのだろうか。
少しだけ気持ちがわかった気がする。

一方で上半身はまったく変化を感じない。
コンプレックスのデコルテは、相変わらず貧相に削げたままである。

これには骨格タイプも関係していると思う。
私はウェーブなので、元々上半身が薄く筋肉も脂肪もつきにくいのだ。
地道に続けるしかないだろう。

しかも胸はトレーニングで筋肉だけついても仕方なくて、やはり脂肪が欲しいところ。
というわけで、引き続き食事の量を増やすとともに、夜のYouTubeタイムにバストアップマッサージを追加してみることにした。

最近は寝る前に45分ほどのYouTubeタイムを設けており、ほうれい線消失、二重顎撃退、顔痩せ、ぷっくり涙袋を作る、鼻をシュッとする、姿勢改善、ストレッチヨガの動画をせっせとこなすことをルーティン化している。

6回目で顔太りについて書いたが、これらの甲斐あってか顔の丸みは気にならなくなってきた。
ここにさらにバストアップマッサージを追加してみる。

今もけっこうな時間をかけて取り組んでいるが、今後も動画が増えていく気がしてならない。
40代になったら3時間くらいやってるんじゃなかろうか。

次回に続く。

12回目 体重44.85kg/体脂肪率14.5%

45kg台が定着したかと思っていたら、また44kg台に戻ってしまった。

気づけば2ヶ月集中「太る専門プログラム」も全16回のうち12回が終了し、残すところあと4回。
43kg台からは脱したものの、このままでは44kgと45kgの間を行ったり来たりしているまま終わってしまいそうな気配。

ボディラインの変化は感じるから体重は気にしなくても良いという気もするが、せっかくだからなんとか46kgまで残りの期間でもっていきたい思いも強い。

となると、効率良く体重を増やせる何かを取り入れるべきで、その一つがプロテインだと思う。

実はこのプログラムにはトレーニング後のプロテインが含まれているのだが、私は最初に飲みたくない意志を伝え、一度も飲んでいない。
プロテインに含まれている人工甘味料や添加物を摂りたくないからだ。

しかし、ここまでのトレーニングでもし毎回プロテインを摂取していたら、もう少し体重にも変化があったのかもしれないなどと考えてしまう自分もいる。

うーん、残り4回、飲んでみようかな。
この先ずっと続ける習慣にはしたくないけれど、最後の追い上げにはいいかもしれない。

次回に続く。

13回目 体重44.45kg/体脂肪率15.8%

また体重が減ってしまった。

というか、プログラム開始以降微妙に増えたり減ったりしつつもそれは誤差の範囲であって、結局は横ばい状態である。

今回もお腹の調子が悪い日が続き、食べる気が起きなかった。

とトレーナさんに話すと、「油多すぎたんとちゃいます?」とのことで、効率良く太ろうと脂質を多めに摂ることを心がけていたのが裏目に出ていたらしい。

ちなみにこの関西弁の若いトレーナーさんと、もう一人同い年のトレーナーさんのお二人にメインで担当してもらっているが、トレーニング方法もアドバイス内容もけっこう違う。

それはそれで偏りがなくていいと思っているし、二人ともどうにか私を太らせようと真剣に考えてくれているのが伝わってくる。

余談だが、同い年のトレーナーさんは謎の擬態語激しい系の方で、「コンビニでヨーグルトをバーン!と買ってバーン!と食べるのもいいかも」などとアドバイスしてくださるが、まったくもって意味がわからないので最初はこの先どうしようと真剣に思った。

でも時間の経過とともに慣れていき、毎回太れない私のために一生懸命に考えて色々と提案してくださるのでむしろ好感を持てるようになった。

トレーナーさんとの関係も、パーソナルトレーニングを行う上で非常に重要だと感じる。個人的な考えとしては、一人の人にずっと担当してもらうのもそれはそれで安心感があるが、色々なトレーナーさんの色々なトレーニング方法や考えに触れることが有意義に感じた。その方が多角度からアプローチできる上、自分の好みがわかるし知識も増える。

話が逸れたが、今後しばらくはお腹を落ち着けるために油を摂りすぎないようにしようと思う。

そしてトレーニング後、初めてプロテインを飲んでみた。フレーバーがいくつかあっておすすめを聞いたらクッキー&クリームとのこと。

ではそれで、とトレーニング前には伝えたけれど、トレーニングが終わってみたらクッキー&クリームの甘さを受け入れられる自信がなくなってモカに変更してもらった。が、ものすごく甘かった。

モカでさえ甘いのに、クッキー&クリームをトレーニングの後に飲める人に拍手を送りたい。ブラボー。

次回に続く。

14回目 体重45.06kg/体脂肪率14.8%

またなんとか45kg台に乗せることができた。

油を摂り過ぎないようにすることでお腹の調子もまあまあ良く、いつもの食事プラスもう少しを続けることができていた。

さて、今回は初めてお会いするトレーナーさんで、また新しい考え方と知識に触れることができたので記録しておこうと思う。

彼はトレーナーでありながら管理栄養士であり、カイロプラクティックの資格も保有しているという。

で、彼曰く私は体が歪んでいて、それにはカイロプラクティックが有効的らしい。

体の歪みは自覚していて、真っ直ぐ立った時に肩の高さに左右差がある。さらに猫背気味でストレートネックもあり、お世辞にも姿勢が良いとは言えない。

しかも先日胸部X線検査で背骨が曲がっていることが発覚した。黒い背景に白く映し出された自分の背骨が明らかに曲がっていたので、けっこうショックを受けた。日常生活に支障はないが年一回検査を受けるように、とのことだった。

このように体が歪んでいたり姿勢が悪かったりすると、トレーニングの効果が出にくいばかりか、いらんところに負担がかかってしまう恐れもあるらしい。そのためカイロプラクティックで体を整えることが大切とのこと。

ちなみに整体が歪みに直接アプローチするのに対して、カイロプラクティックは歪みの元にアプローチできるとのことで、後者の方が矯正力が高いとトレーナーさんが説明してくれた。

確かにね、体が歪んだままのトレーニングってなんだかとても微妙な感じがする。近々人生初のカイロプラクティックに行ってみよう。

次回に続く。

15回目 体重45.05kg/体脂肪率16.2%

前回から体重はほぼ変わらず、体脂肪率が上がった。

父の日に珍しく生クリームやバターを使ったこってり料理を作ってみたりしたので、その影響だろうか。ちなみにそれで小さな顎ニキビが一気に3つ誕生した。

さて、カイロプラクティックはまだ行けていないが、もうすぐ2ヶ月集中プログラムが終了するため、並行して別のジムに通い始めた。

それがゴールドジム。まさかこの人生でゴールドジムの門を叩く日が来るとは思っていなかった。

ゴールドジムとは筋肉ムキムキの男たちがさらなる筋肉を求めて集う場所であり、こんなガリガリ女には一生縁のない場所だと決めつけていたからだ。

それが筋肉ムキムキの知人男性に勧められるがまま行ってみたら、まったくそんなことはなかったので驚いた。

なんとおばあちゃんがいっぱいいるのである。

私はたいてい平日の日中に行くのでそれも関係していると思うが、もうあっちもこっちもおばあちゃん。「いきいきシニア倶楽部」的雰囲気である。

しかもみなさん体力が凄まじい。おばあちゃん達に混ざってヨガのスタジオレッスンに参加すると、ひいひい言っている私の横で呼吸を乱すことなく完璧に美しいポーズを次々こなしていく彼女たちに圧倒される。

なるほど、世の元気なおばあちゃんたちの元気は、ゴールドジムで養われていたのだ。

私も負けてはいられない。週2回のコースで入会したので、せっかく身についた運動習慣を絶やさぬよう続けていこうと思う。

2ヶ月集中プログラムに申し込んだ当初は5kgくらい増やせたらいいななんて思っていたが、かなり無理のある目標だということにわりと早期に気がついた。

そう簡単に理想の体になれるなら、そもそも悩んでなどいないだろう。
つまりは長期戦なのだ。少しずつ少しずつ、人生をかけて取り組んでいくべきテーマなのである。

そしてそのパートナーとして、新たにゴールドジムが加わった。なんと心強い。
さらにカイロプラクティックも予約した。体の歪みにもアプローチしてみよう。

本気で体を変える挑戦は、シーズン1がまもなく閉幕すると同時にシーズン2が開幕した。

今後も私は私から目が離せない。

次回に続く。

16回目 体重44.90kg/体脂肪率16.0%

前回より体重がわずかに減ったところで、私の2ヶ月集中「太る専門プログラム」は幕を閉じた。

いやあ太れなかった…思った以上に太ることができずに終わってしまった。

でも2ヶ月で43kg台から45kg前後に、つまり1kgくらいは増やすことができたし、何より体のラインの変化を感じられるから、行ってよかったと心から思う。

並行して行き始めたゴールドジムは今後も通う予定だから、長期戦で取り組んでいこう。

個人的によかったと思っているのは、2ヶ月限定パーソナルジムからのゴールドジムという流れである(ゴールドジムにもパーソナルレッスンはあるんだけど)。

私は運動が全然好きじゃない。トレーニングはしんどくて、苦痛だ。終わった後の爽快感や達成感は確かにあるが、そのためだけにまたやりたいとはまったく思えない。

だからこそパーソナルの強制力が必要だったわけだけど、2ヶ月限定じゃなかったら途中モチベーションが下がってきた時点で辞めていたかもと思う。

全然好きじゃないことをこの先もずーっとやり続けると思うと、そして全然好きじゃないことにそこそこ高額なお金をずーっと支払い続けると思うと、なかなか耐え難い。

でも2ヶ月限定なら、と重い腰を毎度持ち上げ、ついでにそこにダンベルなんかも乗っけながら、なんとか乗り切ることができた。

そうしたら、体の変化を実感できるタイミングが訪れ、運動の重要性が理解でき、以前よりも自発的に取り組むことができるまでになった。

最初からパーソナルでないジムに通っていたら、モチベーションも上がらぬまま、大した成果も実感も得られぬまま、だんだん幽霊会員と化していただろう。

そう思うと、「2ヶ月限定のパーソナル」というのが私にとって最も効果的に作用したと言ってよい気がする。

そうそう、先週人生初のカイロプラクティックにも行ってきた。

予想通り体があちこち歪んでおり、骨盤は前傾気味で右側が左側より高く、対して肩は左側が右側より高く、ストレートネック気味、反り腰気味と言われた。「女性らしい歪み方」らしい。

そして胸部X線検査で発覚した背骨の曲がりは、一時的な歪みであって矯正可能と言われほっとした。

側湾症のほとんどは先天的なもので、今まで指摘されたことがないのに今年から突然背骨が曲がるなんてことはそうそうないらしい。他の箇所と同じく歪みが発生していたことにより、角度によって曲がっているように見えたのだろうということだった。

実際、丁寧に時間をかけて施術していただくことで、ビフォーアフター写真が見違えるようになった。今後もぜひ定期的に通おうと思う。

ということで、この2ヶ月は私にとって土台づくりの期間であったように思う。私の目指す「女性的な丸みはありつつほどよく引き締まった健康的なスタイル」は、この土台の上にさらに幾重もの努力を積み重ねた先にあるのだろう。

とはいえ努力と思うとしんどいので、習慣として少しずつやっていけばいい。

最後のトレーニング後、せっかくなのでクッキー&クリーム味のプロテインを飲んでみた。すごく甘かった。これで私もブラボーだ。

それでは、どうしようもないことばかり綴ってきたが、ここで私のトレーニング記録は終了とする。

ここまですべて読んでくださった方に、心から感謝申し上げます。

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