【肌】日焼け止めを塗って医者を呼ばれた話

BEAUTY

こんにちは、おさまりです。
「ありのままで美しい人」を目指しています。

私はなかなかに最強クラスの敏感肌です。

それがきっかけで肌断食もしています。

昨年のことです。タイトル通り、日焼け止めを塗ったら医者を呼ばれました。

今日はそれについて書きますね。

肌断食中の方、極度の敏感肌の方の参考になれば嬉しいです。ならんか。

日焼け止めを使わないでいたら日焼けした

肌断食を始めてから、日焼け止めも使わなくなりました。

パウダーファンデを気休め程度につけるだけで、UVカット下地も何もなし。

紫外線カットはもっぱら帽子、日傘、サングラスの物理的方法で行っていました。

そうしたら、昨年のお盆過ぎくらいに帰省した際、母と友人の二人から「焼けたね」と言われてしまいました。

自分では気づいていませんでしたが、日常生活の中でやはり少しずつ日焼けしてしまっていたらしいのです。

ショックでした。

いや日焼け止めを塗っていないのだから当たり前っちゃ当たり前なんだが、それでも他人から見てわかるくらいに日焼けしたという事実は受け入れ難かった。

やはり日焼け止めを塗らなくては。

一旦肌断食は横に置いておいて、敏感肌用の日焼け止めについてあれこれ調べ始めました。

ものすごくやさしい日焼け止めでも湿疹が

お湯で落ちるもの、もしくはマイルドな石鹸洗顔で落ちるものに限定して日焼け止めについて調べ、候補を二つに絞りました。

一つは皮膚科医も勧めるというお湯落ちのUVミルク。もうこれ以上やさしいのはないよねという感じの、やさしい日焼け止め代表選手みたいな存在のものです。

まずはこちらを試してみることにしました。

液状のものを顔に塗る感覚が懐かしいなぁなんて思いながら塗っていき、なんの違和感もなく全顔に塗り終えました。

すると、なんだかとてつもない安心感が。

今まで無防備にあらわになっていた薄い皮膚が、鎧によってしっかりと守られたような感覚。

帽子や日傘にもそこまで神経質にならなくて良いし、やっぱり日焼け止めを使った方が快適ね、なんて思いながら仕事に向かいました。

さて、仕事中。鏡に映る自分の顔がいつもよりつやんっとしていることに内心ほくそ笑みながらショッピング同行をしていると、突如頬に違和感が。

かゆい。しかも猛烈に。熱を持っているかのようにジンジンとかゆい。

お客様が試着室に入ったタイミングでそっとマスクを下げて鏡で頬を見てみると、右頬の一部が大きく盛り上がり、赤みを帯びていました。

ああマスクがあってよかった。

強いかゆみではありましたが、敏感肌につきかゆみ自体には慣れていたので、再びマスクをつけて平然と仕事を続けました。

そしてそうこうしているうちにかゆみも引いたのでした。

翌日。普段からかゆくなりやすいがゆえに、昨日のかゆみはたまたまかもと思い込むことにして、再び同じ日焼け止めを塗りました。

するとまた、右の頬の、前日よりも少し下のところが同じように腫れました。

そこでようやく「この日焼け止めは合わない」という判断に至った私は、さらにもう一つの候補を試してみることに。

生後1ヶ月の赤ちゃんから使えるオーガニックのUVミルク。生後1ヶ月の赤ちゃんが使えて生後35年と7ヶ月の成人女性が使えないことはないだろう。

がしかし、今度は口の横にかゆいポツポツが。

結局こちらも二日間試して、合わないと判断せざるをえませんでした。

さて、どうしたもんか。

既に二つの日焼け止めが合わなかったことで肌も精神も疲弊しているし、経済的にも損失となった。これ以上あれこれ試そうという気力が湧かぬ。

さらに一時は安心を感じた液状の鎧も、ここにきてはもはや不快感に変わっておりました。

なんだかぺたぁーっと皮膚にまとわりつく感じがもう嫌で。あのサラッとした素の肌が恋しい。

というわけで、私の日焼け止めチャレンジは計4日間で幕を下ろし、二つの日焼け止めはメルカリを介しそれらを必要としているどこかの誰かのもとへと旅立って行きましたとさ。

日焼け止めを塗ったら医者を呼ばれた

日焼け止めチャレンジに敗れた私は、また日焼け止めを塗らない生活に戻りました。

そして数ヶ月が経過し冬になった頃、美容皮膚科を訪ねました。

夏に日焼けしたのがシミになったら嫌だなあと思いつつ、でも美白化粧品とかは使いたくないしと思っていたところで、思い出したことがあったのです。

「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」の中の、「ビタミンCのイオン導入だけは効果を認めざるをえない」という記載です。

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化粧水もクリームもすべて否定している医師が認めるくらいだから、これは相当に信頼できるのでは。早速取り入れてみることにしました。

イオン導入は美容医療の中でもかなりマイルドなもので、比較的低価格で気軽にできます。なんならセルフでやっている人もたくさんいるくらい。

私は面倒くさがりなのと、どうせやるなら医療用の機械でやった方が効率が良いだろうという考えのもと、自宅から近く価格もお手頃なクリニックに通うことにしました。

カウンセリングの後ドクターにも肌を診てもらい、その後看護師さんにイオン導入をしていただく流れ。

施術中は看護師さんとあれこれおしゃべりして、スキンケアを全部やめたこと、日焼け止めにトライしたものの肌に合わなかったことなどを話しました。

すると、「今日この後はどうしましょうね」と。通常なんらかの美容施術の後には肌が少しダメージを受けているので、徹底的なUVカットが必須なんですな。

日焼け止めを塗った方が良いんだろうけど前回のことがあるし、と考えていると、「うちのはおそらく大丈夫だと思いますよ」と看護師さん。

「施術後の敏感な肌にも使えるように作った当院のオリジナルで、厳選した成分だけを使っていてとてもやさしい処方になってます。私はこれで荒れたって人は見たことないです」と。

ほほう、そこまで言うなら期待できる。施術の後に塗っていただくことにしました。

さて、10分程度で施術は終了。その時点で鏡を見ると、少しだけ赤みが出ていました。どんなにマイルドな施術でも赤みの出てしまう敏感肌が切ないのう。

そして満を持して日焼け止めを。優しく丁寧に顔全体に伸ばしていただいて、全顔に塗り終わろうという頃、

「あ、ちょっと赤み強くなってきちゃいましたね。かゆいですか?」

「かゆいです」

「けっこう赤いです…鏡お渡ししますね」

見てみると、全体的に赤い。そしてかゆい。

「ちょっとドクター呼んできますね」

かくしてオサダマリナ35歳、日焼け止めを塗って医者を呼ばれたのでありました。

おじいちゃんドクターも部屋に入ってくるなり「赤いねぇ。普通イオン導入くらいでこんな風にならないけどねぇ」と。

そこで看護師さんが久しぶりに日焼け止めを塗ったことなどを説明すると、「ふーん、まあこんなにきれいだったら何もしなくていいけどねぇ」と。

おや?なんか今聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ?何もしなくていいくらいきれいですと?おやおや?そうなの?本当にそうなのかい??

いや待てよ。そもそも美容皮膚科には何かしらの肌悩みを抱えた人たちが多く集うのであって、中にはニキビ跡がクレーター化している人とか、濃くて大きいシミがたくさんある人とか、そんな人も大勢いるわけだ。比べたら確かにきれいかもしれないが、それは相対評価に過ぎないだろう。

とかなんとか考えていたら、「どうしましょう、洗顔して落としますか?」と聞かれたので、「せっかく塗ったからとりあえずこのまま帰ります」と、肌の負担より日焼け止めの塗り損を恐れて答えました。

そして帰宅後にすぐに洗い流すと、なんだか肌が息を吹き返すのを感じ、赤みかゆみもすぐに引いていったのでした。

看護師さんが申し訳なさそうに詫びてくださったけれど、彼女はまったくもって悪くない。いかんせん私の肌が敏感過ぎるのです。

「これで荒れたって人は見たことがない」という言葉に嘘はなかっただろうに、私のせいで今後は「これで荒れたって人は一人しか見たことがない」と言わなければならなくなったことが逆に申し訳ない。

40代くらいのベテランの風格漂う看護師さんだったから、相当な人数に塗ってきたんだろうな。そしてその相当な人数の頂点に立つ敏感肌の持ち主が私なのです。

肌断食を始めてから加速する敏感肌の正体

それにしてもちょっと敏感肌が過ぎる。それも肌断食を始めてから加速度的にひどくなっている。

デパコスの日焼け止めだってなんだってなんの問題もなく使っていた過去だってあるのに、とことん優しい処方でさえ使えなくなりました。

でもね、ただ単純に敏感肌がひどくなっているわけでは、どうもないのです。

なぜなら、スキンケアをしていたときに毎日のようにポツッとかゆいのができていた時期がありましたが、今はまったくそれができません。

敏感肌がひどくなっているなら、それもさらにひどくなっていてもおかしくないはずなのに。

つまり、何もしなければまったく敏感じゃないということ。何かを塗ったりしたときにだけ、極度に敏感なのです。

いや、敏感というより、なんかもう塗ったものを肌が全力で拒絶しているような感じ。

そこで思い出したことがありました。

以下、おそらく肌断食関連の本にあった記載ですが、見つけられないので見つけたらまたちゃんと書き直します。今母に貸している本かも。

私と同じように、肌断食を始めてからさらに肌が敏感になったという人の悩みに対して、医師が「それは敏感になったのではなく、肌が本来の力を取り戻したことで不要なものをきちんと拒否するようになったのだ」といった具合の回答をしていた…と思う。

そう考えれば納得できなくもない。

けどさ、だったら高校生で初めて化粧水をつけたときにも赤みかゆみが出て然るべきじゃないのか。

当時こそ肌は全力で本来の力を持っていたであろうに、なぜそのときはスッと受け入れておきながら今になって拒絶するのだ。

という疑問は永遠に疑問のままのような気がしますが、とりあえず私の肌は敏感度合いが増したのではなく、晴れて本来の力を取り戻したのだと納得することにします。

その方が気分がいいからね。

帽子とサングラス。大事。日傘もね。

 

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