【地味めし通信vol.2】地味めしはワーママを救う〜家族がいても稲垣えみ子氏の食卓を再現するのだ

LIFE

こんにちは、おさまりです。
できるだけシンプルに生きていきたいと思っています。

地味めし通信vol.1で地味めしについて好きなように語ったら止まらなくなって、早速vol.2。

他にも書きかけの記事がいくつかあるのに、読者が求めるものなどまったく気にせず心底好きなように書くのって楽しいんだ。

てことで今日も好きなように書きます。

と言いつつ、今日の話はもしかすると誰かのお役に立てるやもしれぬ。とりわけ毎日頑張るお母さんたちの。

例え共働きでも家事負担が大きいのはやはり女性。

という家庭、圧倒的に多いですよね。

特に、「毎日の晩ごはんをどうするのか」

もうお母さんってのは常にこれを考えながら生きていると言っても過言ではないでしょう。

掃除しながら「今日の晩ごはんどうしよう」、仕事しながら「明日の晩ごはんどうしよう」、「ああ今週のごはんもなんとか無事に終わった」と思った次の瞬間から、翌週のごはんについて考え始めるのです。いやその前からもう考えてるな。

掃除や洗濯と違って日々内容が異なるし、なんと言っても「まあ今日はなしでいいや」ってことができません。

栄養・味・数日の中でのバランス、そして家族それぞれの好みを考慮した上で献立を決定し、必要な材料を揃え、それを家族の帰宅時間に合わせて調理し完成させる、という緻密なプロセスを含む膨大なタスクを、お母さんはみんな平気な顔してやってるの。すごいよお母さん。偉すぎるよお母さん。

毎日本当にお疲れ様です、全国のお母さんたち。もしそれをやってるのがお父さんならもちろんお父さんたちもね。

さて、そんなお母さんお父さんに今日ご紹介したいのが、何を隠そう「地味めし」です。

今日は「家族がいても稲垣えみ子氏の食卓を再現するのだ」と鼻息荒く決意した私の、日々の食事作りについて書いていきます。

ひょっとすると、日々の家事負担を減らすヒントになるかもしれません。実際に私がそうだったように。

「はて、稲垣えみ子氏の食卓とは?」という方は、vol.1からお読みくださいね。

ここがヘンだよ日本人、ごはんきちんと作りすぎ

そもそもね、こんなに毎日手の込んだ様々な料理を作ってる国民って他にないと思います。

世界を知り尽くしているわけでもなんでもないですが、小耳に挟む限り各国の夕食は日本と比べ簡素な場合が多いです。

例えばフランスでは、週末に一週間分作り置きした野菜スープをくる日もくる日もバゲットとともに食すんだとか。チーズをちょいと添えたりしてね。

ドイツでは、パンと野菜とハムとチーズをそれぞれ大皿でドンっとテーブルに並べ、家族が各々好きなように自分の皿でサンドイッチを作って食べるそう。

タイでは自宅にキッチンがない家も多く、夕食を含め一日三食を屋台で食べたり買ってきたりするそうな。

どれも一例に過ぎないけれど、今日はしょうが焼き、明日はカレイの煮付け、あさってはコロッケ、しあさっては麻婆豆腐って、そんなバラエティーに富んだ手作り料理を日常的に食べている日本人は、世界的に見ると随分異色なんじゃないかと私は思うわけです。

そしてなぜかそれがスタンダードになってしまっているおかげで、「今日の晩ごはんどうしよう」、「明日の晩ごはんどうしよう」が生まれているわけ。

他の国では毎日同じもの食べてるっていうのに、日本じゃ数日前と同じメニューですら「今週2回目でごめんね」て、まるで悪いことでもしたみたいに後ろめたい気持ちに襲われたりして。そして家族にも「えー、また?」なんて文句言われたり。

いやおかしいです、日本。

朝から晩まで家事に追われ、仕事も頑張り、育児も頑張り、その上で家族全員分のごはん支度を一手に引き受け、にも関わらずこの仕打ち。あんまりじゃないか。

最近じゃ「たまには外食やUberでいいじゃない」などとお母さんを慰めてくれる言葉もよく聞くけれど、あくまで「たまには」であって「毎日」とは誰も言わない。仮に毎日Uberにしたら、家計に負担な上に食育にも悪いかしら、なんて結局後ろめたくなるでしょう。

稲垣えみ子氏もおっしゃっています。

「世の中にはこの二者択一しかないのだろうか?お母さん手作りの素敵な食卓か。それとも宅配か。(中略)別の道があってもいいんじゃないだろうか。」(『もうレシピ本はいらない』)

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓 (幻冬舎文庫) [ 稲垣 えみ子 ]

価格:825円
(2025/1/9 14:54時点)

そう、我々にはあるのです!地味めしという、じみーに輝く別の道が!

ワーママを救う「進化系地味めし」

てことで、毎日のごはんを地味めしにしてしまおうというのが我が主張であります。

ごはん、お味噌汁、ぬか漬け。

もう私は毎日これでいい。いや、これがいい。納豆でもプラスしてね。もうそれがおいしくてしょうがないのです。

早い、安い、うまい、さらに健康にもいい!もう言うことなし!

「さあさ、みんな召し上がれ!」

…て、ここのハードルがめちゃめちゃ高い。そう、「みんな」が出てくると。

稲垣えみ子氏も著書の中で、彼女の生活に憧れるという人がみな口を揃えて「私はいいけど家族が…」と言うのだと書いておられます。

で、稲垣さんは、お母さんが家族のごはんを作るのではなく、それぞれがそれぞれのごはんを作ることを提案しています。そう、地味めしなら男だって10分もあればできるだろうと。そしてそれこそがお金よりも地位よりも、最終的に自分自身を支えるものになるのだ、と。

いやおっしゃる通り。本当にそうだと思う。素晴らしい考えだと思う。

でも現実問題、やはり難しい。

老後はぜひそうさせていただきたいけれど、今は子供が小さいし、夫は働き盛りのザ・ニッポンのサラリーマン。やはり母として妻として、家族の食を支えなきゃという気持ちが一応私にもあるのです。

とはいえ地味めし沼に片足突っ込んだこの身で、毎日バラエティーに富んだ料理を何品も作るなんてごめんだよ。かつてはそんな時もあったけれど。

となれば、目指すべきは「地味めし」と「家族が喜ぶ日本の晩ごはん」の折衷案。

模索の結果、地味めしをベースに、地味めしとほぼ変わらぬくらいの手軽さで、地味めし的おいしさで、でも家族に提供するに耐えうる、そんな「進化系地味めし」に辿り着きました。

結果、毎日の献立に悩むことが皆無になり、手間もかからず、家族からも好評を得ているとは言わずとも不評ではありません。

ご紹介していきますね。

月〜木は魚だよ

肉、魚、肉、魚ってバランスよく交互にした方が良いのかもしれませんけどね、月曜から木曜は誰がなんと言おうと魚です。そう決めたんです。

で、鯖の味噌煮やらぶりの照り焼きなんかは作らない。手間がかかるわりにハンバーグや唐揚げほど喜ばれるわけでもないし。

いやいや全然手間かかりませんけど?と思うなら、あなたは料理が好きなんだと思う。料理好きならそれこそ毎日あれこれ手の込んだものを作るのが楽しいでしょうけれど、あいにく私はそうではないのです。

てことで、定番は干物。あじとかかますとか。フライパンに乗っけて焼けば完成。

次にみりん干しや味噌漬けなど。いわしとか鱈とか。同じくフライパンに乗っけて焼けば完成。

水曜日はだいたいまぐろ丼。ごはんに乗っければ完成。コスパはいまいちながら、まったく手がかからない上に豪華な感じもして男性陣の反応もよい。もはや派手めし疑惑。

あとは鮭。パラっと塩振って焼く、もしくは野菜とともにせいろ蒸し。最近シンプルな焼き鮭をいかにおいしく作るかを研究中です。

ほら、あっという間にもう金曜日。

お気づきの方もいるかもしれませんが、月曜から木曜は「味付け」というものをしません。そう決めました。いや鮭に塩は振りますがね、大さじ小さじ、酒醤油みりん、そういうものは基本触りません。

そして調理中は基本放置。炒め物なんかと違ってコンロに張り付く必要はないため、その間にぬか床から出した野菜を切ったり、お味噌汁作ったり。で、一回ひっくり返したらまた放置して息子とおしゃべりしたり。

まぐろ丼なんてたたきまぐろ解凍するだけだし。最強。

干物やたたきまぐろは市販のものだと何かしら添加されているものが多いので、すべてオルターで揃えています。

で、ごはん、お味噌汁、ぬか漬けとともに食卓に並べて完成です。

つまり「進化系地味めし」っていうのは、ただ魚をプラスしただけの地味めしです。

朝ごはんみたいって?確かにね、朝に食べれば朝ごはんだけど、晩に食べれば晩ごはんよ。

ボリュームが足りないって?確かにね、魚ってどうしてもボリューム不足になりがちなので、私は必ずお味噌汁に何かしらのたんぱく源を入れるようにしています。

定番は豚汁。魚定食のクオリティーが一気に上がるやつ。冬はほぼ毎週作ります。けっこう面倒だけど、2日分まとめて作るからその分1日は楽。あとは玉ねぎやらキャベツやらを入れた鶏団子汁。こちらも2日分一気に。そうすれば月〜木で2回だけ作ればいいもんね。

時間がない時は、刻んで冷凍しておいたおあげをザザーっと入れて、乾燥わかめ入れるだけのこともあります。包丁使わない。乾燥わかめよありがとう。

種類によってはあまり魚を食べない息子ですが(一口は必ず食べさせるけど)、味噌汁でたんぱく質摂れるからまあいっかって気楽でいられるメリットも大きいです。あとは常備のちりめんじゃこでもごはんにかけといてーって感じで。

で、息子の朝ごはんは前日のごはんで作ったおにぎりと、それらのお味噌汁。大人は基本一日二食で、私は朝兼昼食に同じものを食べたりします。栄養バランスばっちりで手間要らず。

ちなみに夫は毎日晩酌する人なので、ごはんもお味噌汁もなしで魚とぬか漬けだけ食べています。その後チーズつまんだり。お好きにどうぞ。

あじの干物、小松菜のぬか漬け、鶏団子汁。小さめの干物は5歳児にはハードル高いのでほぐしてお皿に乗せてあげます。夫は帰宅が遅いので作るだけ作ってキッチンに置いておくのが日常。

鯖のみりん干し、大根のぬか漬け、豚汁。2日目の豚汁に水と味噌足したら具がほぼ見えないけど気にしない。刻みネギは食卓に並べて好きなものに好きなようにかけるスタイル。薬味って大事。

まぐろ丼、小松菜のぬけ漬け、かぶとおあげのお味噌汁。風邪で幼稚園休んだ息子にはたまご雑炊。息子が心配で早めに帰宅した夫、それでも飲むようで丼ではなくお皿に出してつまむスタイル。もはやまぐろは袋ごと出して家族それぞれで好きなように食べます。

鮭のせいろ蒸し、ちょっとしか残ってなくて見えてないかぶのぬか漬け、豚汁。この日の鮭は塩麹レモンにしてみました。「味付け」の域に入りそうだけど、目分量で適当にやってます。せいろが食卓に並ぶと地味めし感があまりないどころかむしろ派手かもしれない。

金土日はパーティーだ

ここのメリハリがかなり重要です。

基本的に魚より肉が食べたい男性2名に4日連続黙って魚を食べさせるには、週末にお楽しみを用意しておく必要があります。

それに私もたまには派手なめしを食べたいのです。ついさっき毎日地味めしがいいなんて言っておきながら、私ってば欲深いんだわ。

というわけで、金土日はパーティーです。

と言ってもパーティー料理を作るわけではなく、ハンバーグ、唐揚げ、餃子などのエンターテインメント性溢れる家庭料理(と私の中では位置付けている)を、キッチンでダラダラ飲みながら、もしくは家族と一緒に楽しく作るというパーティーです。

私にとっては地味めし以外の家庭料理はほぼすべてがエンターテインメントなので、そういうものを平日時間に追われつつレシピとにらめっこしながら作る、なんてことはしたくないんですな。エンターテインメントはもっと楽しくあるべきだ。

だから週末にお酒飲みながら、途中で食べちゃったりしながら、ゆっくりゆったり作ります。息子がエプロンつけて参加することもあるし、夫がメインで作ることもあります。面倒な料理を一人で作るとただただ面倒だけど、みんなで作ると楽しかったりするんですよね。

とは言え金曜日は土日ほどは時間がないので、楽なわりにパーティー感もある鶏のオーブン焼きが定番です。大きく切った野菜と塩振った鶏もも肉をオーブンで焼くだけ。それを天板ごとドンっと食卓へ。それだけで、月〜木にはない華やかさです。

ちなみに週末は肉料理と決めているわけではなくて、カルパッチョやガーリックシュリンプなんかの魚介料理も作ります。わたくし最近肉より断然魚派でして。平日には作らない魚介料理を、白ワインとともに楽しみます。

平日は健康と素材のうまみを追求する

週末は食の楽しみと一家団欒を追求する

このメリハリ、とても気に入っています。

と言いつつ私は週末もけっこう仕事をしているのですが、お昼過ぎに帰宅できるときは、明るいうちから飲みつつおつまみ作るのが好きです。その分平日は本当飲まなくなりましたね。健康にいい。美容にもいい。うん。

金曜日の定番鶏のオーブン焼き、クレソンのサラダ、IKEAで買ってみたマッシュルームスープ。薬味はレモンとパセリ。オーブン焼きは冷蔵庫にある野菜をざくざく切って隙間に入れます。この日はさつまいもと茎ブロッコリー。茎ブロッコリーは焼きあがる5分前くらいに時間差で。

大事なことはおいしく楽しく食べるってこと

毎日のごはんをおいしく楽しく食べることができたら、人生はきっと成功です。

というくらい、大事なことだと思っています。

だから手の込んだ料理を作るのが楽しい人はそうすればいいと思うし、週末の作り置きとか、作り置きの宅配とか、ズボラめしとか、色々な選択肢から自分に合うスタイルを見つけておいしく楽しく食べられたら、何も言うことありません。

でも毎日の食事作りに負担を感じている人や、献立を考えるのが面倒で仕方ない、料理があまりおいしくできない、でもできれば手作りしたいという人には、地味めしをぜひ一度検討していただきたいと思います。

簡単な上に、毎日食べても毎日「はぁ〜、おいしい」と声に出して言ってしまうくらいおいしいんですから。

どんなに料理が下手でも、炊飯器でごはんを炊いてお湯に味噌を溶くくらいは、そう時間かけずにできるでしょう。薄けりゃ味噌を足し、濃けりゃ水を足せばよい。魚だって、干物や味噌漬けなら生焼けか丸こげにしない限りどうしたってまずくはなりません。つまり地味めしには失敗がないんです。

それにエンターテインメント性溢れる食卓に慣れてしまっていると、ごはんはおかずを引き立てるもの、お味噌汁は添えものくらいに思ってしまいがちだけど、ごはんもお味噌汁も、それそのものがとんでもなくおいしい。

そこにぬか漬けや干物なんかが加わると、もう押し寄せる旨みをどうしたって避けられない!助けてくれーい!というくらい、緊急事態的においしい。

つまりは「今日の晩ごはん、ちょっと地味で申し訳ないわ」とか言うてる場合じゃないんです。「また干物?メンチカツ食べたい」なんて言ってくる家族に、日本の伝統食の奥深さを知らしめる役割があなたにはあるのです。

まあちょっと大袈裟だけど、vol.1にも書いた通り、心からしみじみうまいのってご馳走よりも地味なごはんだったりするし、そのおかげでご馳走も際立つってもんです。しみじみうまい伝統食は、毎日食べたって飽きませんよ。

それでいて健康にもいいし安上がりだし、手間もかからずいいこと尽くし。

だから地味めし。「おいしく楽しく」をスルッと叶えてくれちゃいますから、ぜひお試しあれ。週末のパーティーとセットでね。

 

 

 

 

コメント

  1. SAORI YAMAGUCHI より:

    いいね100くらい押したい🖤
    月〜木、地味メシで行かせて頂きます!!!

タイトルとURLをコピーしました