築40年のマンションを購入した話

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こんにちは、おさまりです。
可能な限りサステナブルに生きていきたいと思っています。

この度、私たち家族は築40年のマンションを購入しました。

来月着工でフルリノベーション予定です。

選択肢があればサステナブルな方を選びたいと常日頃から考えてはいますが、さすがに人生最大の買い物、それだけを基準には選べません。

ですが今回、3年近く探し続けてようやく見つけた住まいが、運よくそこにもマッチしました。

新築の高揚感ももちろんいいけれど、築古の「古き良き」を受け継ぐ感じも悪くない。いや、個人的にはその方が好き。

とは言え、築40年って大丈夫なの?

と思ったそこのあなた、安心してください。私も不安です(紛らわしい)。

でも多少の不安はあれど、それに勝る魅力がある住まいなのです。

ここでは私たちが築40年のマンションを購入するに至った理由と、現時点での懸念点を書いてみます。

築古マンション、ヴィンテージマンション、フルリノベーションなどに興味がある方には参考になるかな、どうかな。

決め手

リノベーションするのに好条件だった

リノベーションに興味があり、その前提で築古マンションを探していました。

築が古いほど価格が下がることに加え、昔のマンションは現在に比べ広いものが多いのです。

最近は家族の規模が小さくなっていることと、あとはやはりマンションの価格がどんどん上がってきているので、ある程度小さくして価格を抑えないと売れないという事情があるそうです。

今回購入した物件も比較的広く、それでいて低価格でした。

いや低価格ったってものすごく高いですけどね。でも同じエリア、同じ広さの新築と比較すれば、低価格と言えるでしょう。

しかも内装はボロボロでリノベーションにもってこいでした。

リノベーション前提で家探しをしている者にとっては、築古物件の中がきれいにリフォームされていると非常に惜しい気持ちになります。

そこから自分好みにしようと思うと、取り付けたばかりの新品のキッチンやら洗面台やらをそのまま取り外すことになります。もったいないし、コストもかかるし、そもそもリフォーム分が上乗せされて売られていると思うと、余計なことしなくていいから安く売っとくれという思いになります。

今回の物件は到底このままでは住めないというくらい清々しいまでに劣化していて、リノベーションしがいがあるところも気に入りました。

ずっと狙っていたエリアだった

引越すならこの辺と以前から狙っていたエリアだったので、見つけてすぐに内覧に行きました。

現在の住まいから700mくらい離れたエリアで、生活圏に大きな変化はありません。

現在は賃貸マンション住まいで最寄り駅からは徒歩2分。駅近で便利です。が、住宅以外にオフィスや飲食店がそこそこ立ち並び、うるさくはないけれど子育てするにはもう少し落ち着いた雰囲気がいいかな、といったところです。

新居の築40年マンションは同じ駅から徒歩10分。比べるとかなり遠くなりますが、その分とても落ち着いた雰囲気です。

目の前に小学校、その隣に広い公園、近隣には市の指定有形文化財となっている歴史ある美しい建築物が点在しています。

子育てするのに良さそうな、平和な雰囲気です。中でも小学校が目の前ということが、本当に得難い価値だと思っています。

私自身小学校が近く家から見える距離だったのですが、それでも子供の足ではけっこう歩いた感覚だったんですよね。

中学高校はまあなんとでもなるとして、やはり小学校は近いに越したことないかな、と。

しかもなんだか評判の良い学校なのです。自主性を重んじた学習制度を取り入れているそうで、マイペースな息子に合っているといいなぁと期待しています。

そんなこんなでなかなか住み良さそうなエリアなのですが、その分人気があるようでなかなか空室情報が出てきませんでした。

新居探しを始めた3年前からほとんど出てこなかったので、他のエリアも色々と見に行きましたがピンとくるものがなく。

今回の物件の新着情報を見たときには、「見つけた!」と興奮しました。

そして内覧をして、「うん、ここだ!」という感じで決めました。

新耐震基準

購入したマンションは新耐震基準です。

1981年6月以降に建てられた建物は「新耐震基準」が適用されており、震度6強〜7程度の地震にも耐えられるようになっています。

それ以前に建てられたものは「旧耐震基準」なんですね。

地震の多い国だから、やはり新耐震基準が安心。

マンションの情報を見る時にはまずそこをチェックするようにしていました。

外観が好みかつ部屋の位置も理想的

低層マンションが好きです。

落ち着いていて、品があって、どっしりと構えていて、高層マンションにはない魅力があります。

購入した物件は5階建て。完全に個人の好みですが、それくらいが一番好きです。

そして位置しているのは2階の東側の角部屋。

最初は2階だと景色には期待できないなと思っていたのですが、見に行ってみたらサプライズギフトが。次の項目に書きますね。

しかも階下がマンションのエントランスにあたるので、リノベーション工事の物音に関しても、入居後に子供が走り回る音に関しても、人様にご迷惑をおかけする心配がないのです。

朝のエレベーターの待ち時間とも無縁。いいこと尽くめです。

窓から見える隣の邸宅の緑が美しい

初めて内覧に行った時、窓から見える美しい緑に心を奪われました。なんだか森の中の家みたいで。

窓からの景色は住まいの大事な要素の一つでありながら、自分ではどうしようもできない部分です(ベランダ側なら少し工夫できるけども)。

現在住んでいるのは駅近マンションの9階。朝カーテンを開けて飛び込んでくる景色は、林立するマンション、雑居ビル、高速道路。なんとも殺風景です。

それが新居では豊かな緑、緑。しかも無料。

お隣のお宅の方に心から感謝申し上げます。

懸念点

管理費と修繕積立費がかなり高い

相場の倍近い印象です。

築古に加え、総戸数が少ないのです。低層だしね。

でもある程度上がり切った価格だと思うからこれからもどんどん上がり続けるということはないのでは、という担当者さんの言葉を強く信じたいと思います。

想定外の修繕などの可能性

設備関係もリノベーションで可能な範囲はすべて新調予定です。

とは言えマンション自体が古いので、想定していなかった修理や修繕などが発生することもあるかなと考えています。

住んでみないとなんとも言えませんが、ただでさえ管理費と修繕積立費が高いので、追加であれこれ支払いが発生するとちょっと辛いなあと思っています。

もし住んだ後に何かあれば書きますね。

売却時にいくらになるか未知数

20年後くらいに売却することを考えています。

現在は夫の勤務地につき名古屋に住んでいますが、退職後は住む理由が特になく、北海道か岐阜に帰ろうかと話しています(北海道に1票)。

その頃築60年になったマンションに一体どれくらいの値がつくのか、今の時点では予想できないそうです。

戸建てではなくマンション、新築ではなく中古、人気エリア、駅まで遠すぎない、ブランドマンション、と資産価値が下がりにくい要素はそこそこ揃っています。

ただ築60年ともなると現時点で前例がないんだそうで、ただただ未知数だそうな。

20年後にもしこのブログを続けていたら、いくらで売れたか書きますね(飽き性ゆえ期待なさらず)。


以上、決め手と懸念点についてまとめてみました。

今後はリノベーションについてどんどん書いていくつもりなので、どうぞお付き合いください。

隣家の緑。この窓から見える景色が本当に美しくて。内装の劣化との対比が見どころ。

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